お肌の悩み第1位!「黒ずみ毛穴」
メイクをしようと鏡を見ていると、ついつい目に入ってしまう「黒ずみ毛穴」。“いちご鼻”をはじめ、頬やおでこも見つけてしまい、一気に憂鬱な気分に。
そんなお肌のお悩み、No1!
にく~い「黒ずみ毛穴」が出来てしまう原因から、効果的なケアまで。 素肌に自信が持てるよう、全力で解説していきます!
なお、
本記事は以下の美容専門家監修頂いております。
■ 専門家紹介 ■
ひな( @hinano0213_ )
コスメコンシェルジュ / 化粧品成分スペシャリスト
現役美容部員として働きながら、その専門知識を活かしSNSでの情報発信、数々のメディアで美容記事執筆を手掛けるなど、多方面で活躍中。
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それではいってみましょう!
- 「黒ずみ毛穴」はどうしてできる?
- 心当たりがある?黒ずみ毛穴が悪化するNG習慣
- 「毛穴の黒ずみ」NG習慣1-ゴシゴシ洗顔やスクラブなど、過剰なお手入れ
- 「毛穴の黒ずみ」NG習慣2-穴が開く?毛穴パック
- 「毛穴の黒ずみ」NG習慣3-絶対にだめ!角栓の押し出し
- 「毛穴の黒ずみ」NG習慣4-うっかり日焼け
- 「毛穴の黒ずみ」を除去!4つの最強ケア
- 低刺激/清潔なスキンケア用品を揃えよう
- まとめ「毛穴の黒ずみ」について
「黒ずみ毛穴」はどうしてできる?
人間の顔には、平均約20万個の毛穴があると言われています。
これは、生まれたときから変わることがない数字です。
毛穴などひとつも見えないつるつる素肌の赤ちゃん。
そんな赤ちゃんにも、実は20万個もの毛穴が存在しています。
それではなぜ、大人になるにつれて毛穴が大きくなり、黒ずみ、目立つようになってしまうのでしょうか。
実は、黒ずみ毛穴の一番の原因は、“角栓の酸化”にあります。
「毛穴の黒ずみ」原因1-角栓の酸化
\あてはまる特徴は?/
☑ 黒ずみ部分が凸凹している
\こういう人に多い!/
☑ ニキビができやすい
☑ 睡眠不足や乱れた食生活を送っている
“ターンオーバー”という言葉をご存知ですか?
肌分野においてターンオーバーとは、一定のサイクルで新しい肌ができる(古い角層は剥がれる)サイクルのことです。「肌の代謝」とも言えますね。
毛穴に悩む方であれば、一度は耳にしたことがあるはずです。
ターンオーバーが正常に機能していれば、毛穴内部にある不要な角層は、28日ほどのサイクルで排出されます。
しかし、その角層は非常に敏感。
肌刺激や乾燥などが原因で、肌の代謝機能が低下してしまうことも。
ターンオーバーが乱れると柔らかい肌が育ちにくく、毛穴の表面も固くなります。
すると、皮脂や古い角層(角質)がうまく排出できないため、毛穴で渋滞に。
毛穴に詰まった角質のことを、“角栓”といいます。“角質”が毛穴の“栓”になっているため、「角栓」という言葉なんですね。
角栓は、詰まっているだけであれば白いままですが、含まれる皮脂が空気に触れて酸化することで黒くなります。
これが、“黒ずみ毛穴”です。
ターンオーバーが乱れる原因は実にさまざま。
中でも、過剰な皮脂分泌や乾燥、紫外線、生活習慣の乱れなどが主な原因です。
忙しい毎日を過ごす現代人にとって、思い当たる節はたくさんありますね。
「毛穴の黒ずみ」原因2
–メラニン色素の沈着
\あてはまる特徴は?/
☑ 黒ずみ部分に凸凹はなくつるつるしている
☑ 真っ黒ではなく茶色に近い
\こういう人に多い!/
☑ 過剰なケアをしている
☑ UVケアを怠っている
にく~い黒ずみ毛穴を無くそうと、ゴシゴシと強い力で洗顔をしていませんか?
実はそのお手入れこそが、黒ずみ毛穴を生んでいる可能性も・・・!
紫外線や摩擦が原因となる、メラニン色素の沈着による黒ずみ毛穴です。
顔に平均20万個あると言われる“毛穴”。その毛穴の周りは、
紫外線の影響を受けやすいとてもデリケートな部位です。
20万個もあれば、毛穴は“点”ではなく顔の“面”と言っても過言ではありませんね。
そのため、顔全体のUVケアを怠ることで毛穴の周りが色素沈着をし、毛穴が黒ずんで見えてしまいます。
また、毛穴を無くそうと過剰なスキンケアを行うことも、毛穴が黒ずむ原因に。
自宅で行うピーリングやゴシゴシ洗顔・毛穴パックなどの誤ったケアは、肌に負担をかけ皮膚の炎症につながります。
この炎症が毛穴の周りにあるメラニンを増加させ、メラニン由来の黒ずみ毛穴が生まれてしまうのです。
場合によっては、メラニン由来の毛穴と、先にお話しした角栓の酸化が同時に起こっていることも・・・!?
そうなる前にまずは予防!
ということで、日頃から行ってしまいがちな“NG習慣”についてお話していきます。
心当たりがある?
黒ずみ毛穴が悪化するNG習慣
「毛穴の黒ずみ」NG習慣1
–ゴシゴシ洗顔やスクラブなど、過剰なお手入れ
洗顔料を泡立てずにそのまま顔に塗りこみ、強い力でゴシゴシと洗顔・・・。
これは絶対にNGです。
もちろん洗顔だけでなく、ファンデーションや日焼け止めを塗るときも、擦らないことを意識しましょう。
その他、自宅で行うピーリングやスクラブは、肌を傷つけ毛穴周りに炎症を引き起こします。
肌を傷つけやすいお手入れは、低刺激なものを選び、こすらずに使用するなどの対策を!
日頃から、“肌は優しく触れる”ことを心がけることが大切です。
「毛穴の黒ずみ」NG習慣2
–穴が開く?毛穴パック
角栓がスッキリとれて気持ちが良い、べりッと剥がすタイプの毛穴パック。
こちらも、日常的にやらないほうがいいNG習慣のひとつです。
毛穴パックは、角栓と一緒に表面の角質も一緒に剥がれ落ちるため、ぽっかりと穴が開いた状態となります。
その穴に角層が溜まり、皮脂が酸化し「黒ずみ毛穴」に戻ってしまうという悪循環。
その悪循環を重ねていくうちに、
どんどんと毛穴が大きくなってしまうことも・・・!
即効性があるので絶対にNG!とは言いきれませんが、少しずつでも毛穴を小さくしたい人は行わないほうがベターです。
「毛穴の黒ずみ」NG習慣3
–絶対にだめ!角栓の押し出し
鏡を見ているうちに、ついつい黒い角栓が気になってしまい指やピンセットで押し出し・・・。
この行為も、黒ずみ毛穴には絶対にNGです。
毛穴パックと同様、表面の角質に負担がかかり、結局毛穴が詰まってしまう負のスパイラル。
炎症が悪化しニキビとなり、シミとなって残ってしまうことも!
どうしても押し出したい場合、美容クリニックなどプロの手を借りて行いましょう。
「毛穴の黒ずみ」NG習慣4
–うっかり日焼け
紫外線が黒ずみ毛穴を引き起こす原因となることは、先にお話しましたね。
角栓の溜まった毛穴が、紫外線によって日焼けし黒ずんで見えたり、色素沈着してしまうことが原因です。
このメラニン毛穴を放置し日焼けをし続けると、最悪の場合シミとなって定着しまうことも!
ついつい怠ってしまいがちなUVケアですが、
1年を通して日焼け止めを塗ることを習慣としましょう。
ここまでは、意外とやってしまいがちな“NG習慣”についてお話させていただきました。
😢結局、黒ずみ毛穴を除去するためにはどうしたらいいの?
という疑問にお答えすべく、
次のセクションでは、最強ケアをご紹介します!
「毛穴の黒ずみ」を除去!
4つの最強ケア
「毛穴の黒ずみ」最強ケア1
–洗顔・クレンジング
まずは毎日のクレンジング。
オイルやミルク、ジェルなど様々なクレンジング製品がありますが、黒ずみ毛穴が気になる方にはオイルクレンジングをおすすめします。
クレンジングオイルと皮脂はどちらも油から出来ているため、
古い皮脂汚れを浮かせて取り去るのに優れているためです。
次に洗顔。
NG習慣でもお話した通り、しっかりと濃厚な泡で顔を包み込み、もふもふと撫でるように洗いましょう。
乾燥が気になるからと、朝は水洗顔で済ませている方も多いですが、寝ている間に溜まった皮脂は水洗顔だけでは落としきれず、日中の外気で酸化し黒ずみ毛穴の原因に。
「黒ずみ毛穴」が気になる方は、朝もたっぷりの泡で優しく皮脂を洗い流したほうが良いです。
また、どうしても毛穴が気になる時にはスペシャルケアとして
ディープクレンジングをおすすめします!
やり方は簡単。
濡らして絞ったタオルを、電子レンジで30秒ほど温めてホットタオルを作ります。
ホットタオルを顔にのせ1分ほど温めたあと、スクワランオイルなど植物性オイルを使用し、気になる部分をくるくる優しくマッサージ。
その後、いつも通りの洗顔とスキンケアをすれば、つるつるのむき卵のような肌になります。
毎日行うと刺激となり逆効果なので、週1回程度がおすすめです。
たっぷりの泡を使った優しい洗顔と毎日のクレンジング。
+αで週に1回のディープクレンジングを行い、
黒ずみ毛穴の目立たない肌を目指しましょう!
角栓には皮脂だけでなく、角層の剥がれた垢が混ざっています。
固くなったタンパク質を分解する効果のある酵素洗顔が黒ずみ毛穴には効果的です!
「毛穴の黒ずみ」最強ケア2-保湿
スキンケアの基本となる“保湿”。意外かもしれませんが、
黒ずみ毛穴の対策にも保湿はマストです。
お風呂上りの素肌は水分をたっぷりと含んでいるため、透明感があり毛穴が目立ちにくいですよね。
日頃から肌の水分量を上げることで毛穴がふっくらとし、黒ずみ毛穴が目立ちにくい肌になります。
そのため、きちんと化粧水・乳液を使用して保湿することが重要です。
また、黒ずみ毛穴の原因となる皮脂は、乾燥によって過剰に分泌されてしまうことも。
乾燥による過剰分泌を防ぐためにも、保湿力の高いセラミドやグリシルグリシン配合の化粧水をたっぷりと使い保湿しましょう。
また、ターンオーバーを促進させる効果のあるプラセンタやレチノールなどを使うと、角層の排出がスムーズに行われ、より効果的です。
もちろんスキンケアだけでなく、加湿器などを使い常に湿度を保つことも大切です。
もしオイリー肌で黒ずみが気になる方は、スキンケアにオイルが重いものを使うとベタつき直接酸化の元になることも!
感触はさっぱりタイプでしっかりと保水をするなどご自身に合うスタイルを見つけてくださいね。
「毛穴の黒ずみ」最強ケア3
–紫外線対策と美白ケア
美肌の1番の大敵は、なんと言っても“紫外線”です。
どんなに毛穴ケアを頑張っていても、うっかり日焼けで肌を傷つけてしまっては意味がありません。
黒ずみ毛穴の大敵となる紫外線は、屋外だけでなく窓のある室内でも1年中降り注いでいます。
そのため、外出する予定がなくても日焼け止めを塗るように心がけましょう。
また、美白成分のビタミンC誘導体やトラネキサム酸は、黒ずみ毛穴にも効果的。
美白成分配合の化粧水・美容液を使用することで、毛穴の目立たない透明感のある肌に近づけます。
トラネキサム酸配合のおすすめ化粧水はこつら▼
毎日使う日焼け止めや化粧品だからこそ、自分の肌にあうものを見つけることが毛穴レス肌への近道ですね。
「毛穴の黒ずみ」最強ケア4
–食事と睡眠の質向上
肌に悪いと分かっていても、ついつい仕事終わりにスナック菓子を食べながら動画アプリで夜更かし・・・。
そんな習慣はもちろん、黒ずみ毛穴の原因となります。
睡眠不足が続くと、ストレスホルモンが過剰に分泌されます。
ストレスホルモンは皮脂の過剰分泌を起こすため、角栓の原因に。
また、肌のターンオーバーに関わる成長ホルモンは、質の良い睡眠によって分泌されます。
睡眠不足では成長ホルモンが分泌されずにターンオーバーが乱れてしまい、結果黒ずみ毛穴に。
寝る前30分はスマホを触らない、夜はハーブティーを飲むなど、眠りにつきやすくする努力が必要ですね。
また、角栓の主な成分は脂質とタンパク質。
揚げ物やスナックなど脂質の多い食べ物は、皮脂の過剰分泌や角栓の原因となるため控えたほうがいいでしょう。
逆に、ビタミン類は皮脂の分泌を抑制する作用があるため、積極的な摂取をおすすめします。
レバーやにんじんなどに含まれるビタミンAは、肌のターンオーバー機能を活性化・促進。
パプリカやブロッコリーなどに含まれるビタミンCは、皮脂の過剰分泌を抑制する他にもメラニン色素の生成を抑える働きがあります。
すぐに変えることがなかなか難しい“生活習慣”。
いつもの食事に1品目野菜を増やす
いつもより30分だけ早く寝る
など、出来ることから少しずつはじめることが大切です!
低刺激/清潔なスキンケア用品を揃えよう
毛穴の黒ずみが気になるからといって、洗浄力の高い洗顔料を選んだり、刺激の強い成分でスキンケアを行うと肌トラブルの原因に。
もちろんその肌トラブルも、ターンオーバーの乱れを引き起こし黒ずみ毛穴に。
肌のバリア機能を高めてくれるセラミド配合の化粧水は、低刺激かつ保湿力も高いのでおすすめです。
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また、スキンケアの際にコットンを使用していませんか?
このコットンを使ったスキンケアも、肌への刺激となるためあまりおすすめはできません。
スキンケアの際は、化粧水や乳液をたっぷりと手にとり、手のひらで包み込み押し込むように塗布しましょう。
ほてりが気になる時やじっくり保湿したい時には、コットンでパックすることもおすすめです!
水分をたっぷり留めておけるので、コットン全体に化粧水をヒタヒタに含ませて、3分ほど置いてみてください。
最後に、枕カバーやタオルなど、肌に直接触れるものは常に清潔にしておくことがマストです。
もちろん、メイクで使用するブラシやスポンジも、2日に1回は石鹸で洗うなど清潔に保っておきたいですね。
まとめ「毛穴の黒ずみ」について
ほとんどの女性が悩んでいると言っても過言ではない毛穴の黒ずみ。
色々な対処法を見かけるにも関わらず、なかなか解決しませんよね。
間違ったケアによって後々毛穴が固くなったり、毛穴が開いたまま苦労するケースも多いです。
肌作りは積み重ねなので、速攻的なケアで長年の悩みが解決することはありません。
不要な皮脂は取り過ぎないように捨て、紫外線ストレスに気をつけながら、長い目でお手入れしていきましょう!
いかがでしたでしょうか?
本記事では、黒ずみ毛穴について詳しくまとめました。
黒ずみ毛穴といっても、乾燥・紫外線・生活習慣など様々な原因があることが分かりましたね。
過剰なケアをやめて、シンプルで丁寧なケアを意識するだけでも黒ずみ毛穴には効果があります。
すっぴんの肌に自信が持てるよう、この機会に日頃の習慣を少しずつ見直してみてはいかがでしょうか。
皆さまのコスメライフがより良いものになりますように!